粘着力が強力な両面テープってとても便利ですよね!
ただ、強力で便利なのは良いのですが、いざ剥がそうとしても全然剥がれないんですよね…。頑張って剥がそうとしても、粘着面のベトベトが残ってしまったりと、全くキレイにとれないんですよね。
例えばこれ↓
接着力は申し分ないですが、さぁどうやってはがしましょう。
そんなお困りの方、これから紹介する方法を試して見てください!強力な両面テープもキレイに剥がせるかもよ。是非参考にしてみてください!
強力な両面テープの剥がし方 - 2つの方法を紹介
ここでは、3Mを初めとした強力両面テープをキレイにはがす方法を2つ紹介していきます。
まず一つ目。
1つ目:パーツクリーナーで粘着面を溶かしながら剥がしていく方法
これはカー用品店で務める知人に聞いた方法です。
カー用品で働いていると、よく車のダッシュボードに設置したナビを取り外して欲しい、という依頼があるようです(いわゆるオンダッシュナビってやつ)。ナビを外して、ダッシュボードにべったりとくっついた強力両面テープをはがすところまでがお仕事だそうで、そんな時に使っている方法だそうです。
その方法は「パーツクリーナー」を吹きかけ、両面テープを溶かしながら剥がしていく方法です。「パーツクリーナー」って?という方のために、パーツクリーナーとはこれです↓
金属パーツ等の油汚れなどをキレイするときに使用するものです。スプレータイプになっています。これを、剥がし残ってしまった両面テープの上に吹きかけます。あとはひたすら指の腹を使って撫でながらとっていく方法です。正直この方法はめちゃくちゃ時間がかかります!疲れます…。私も自身の車に張った両面テープを剥がすときにチャレンジしましたが、途中であきらめました(冬の寒い中での作業というのも重なり断念しました…)。
ただキレイに両面テープを剥がしたい場合はこの方法がベストです。
カー用品店で働く知人の場合は、お客様の車に傷や汚れを残すわけにはいかないので、この方法をとっているんだそうです(この後、2つ目として紹介する方法は簡単に両面テープの跡をキレイにできますが、接着面を痛ませるというリスクがあります)。
もし、「絶対に、慎重にキレイに剥がしたい!」という場合はこの方法を試してみてください。
2つ目:ヒートガンを使って温めながら剥がす方法!
なんとなくイメージがつくかとは思いますが、両面テープの粘着面は温めると柔らかくなり非常に剥がれやすくなります!この特性を利用したのが本方法です。
ヒートガンという温風(というか熱風)を出してくれるめちゃくちゃ強力なドライヤーみたいなやつを使うと、より簡単に強力テープも剥がすことができます。
この方法を使って、実際に3Mの超強力両面テープをはがしてみましたので、その過程を見て頂こうと思います。実践:ヒートガンを使って3Mの超強力両面テープを剥がしてみた!
車の外装に付けた3Mの超強力両面テープ
今回、両面テープ剥がしに挑戦したのがこの我が家の車です。
5年近くフロント部分にエアロ固定のために両面テープを貼り付けていました。残念ながらエアロにヒビが入り、エアロ取り外しのために両面テープも含めてキレイに剥がせるか挑戦してみました。ここでは赤枠部分に注目してみてみます。
両面テープの粘着部分をヒートガンを使って温める!
写真のように、先ほど紹介したヒートガンを使って両面テープの粘着部分を温めます。このとき注意したいのが、ヒートガンを近づけすぎないこと。ヒートガンは非常に熱い風が出てきます。近づけすぎると対象物が溶けたり、変形したりする場合があります。車の場合ですと、塗装が剥げたりする場合もあります。
まずは遠目からヒートガンを使って温めながら実施してみてください。
※以下の写真だと、撮影角度の影響かかなり近づけているように見えてしまいますが、実際はもっと離して使用しています。
また、ヒートガンを使うときはやけどにも注意してくださいね。
ヒートガンで温風を当てながら粘着面に触れるなんてことをしないように。
繰り返しますが、ヒートガンからの温風はかなり熱いので、手をやけどする可能性があります。くれぐれもご注意ください。
ヒートガンを止めて、粘着部分をゆっくり剥がしていく
一定時間温め終わったら一度ヒートガンを止めます。温め時間はやりながら調整してみてください。
最初は短い時間から、様子を見ながら必要に応じて温め時間を長くしてみてください。
※温め時間を長くすることで、前述の「対象物が溶けたり変形したり」ということが起こりやすくなりますのでご注意ください。
また、止めたヒートガンの先は非常に熱くなっていますので、止めた後のヒートガンの置き場所にも注意してくださいね。
では温めた粘着部分を剥がしてみましょう。
このように柔らかくなりかなり剥がしやすくなっているはずです。
指でゆっくりと剥がしていきましょう!
時間が経つと、温める前に戻り固く剥がしにくくなると思いますので、そしたら再度ヒートガンを使って温めなおします。
「ヒートガンで温める→ゆっくり粘着部分を剥がしていく」を繰り返す
「温めて剥がす」を繰り返していくと、超強力両面テープの粘着部分もこのくらいまで剥がすことができます!
ここまで来たらあと少しです。
パーツクリーナーを使って残った粘着部分をキレイに仕上げる!
ここまで来たらヒートガンの出番は終わりです。
本記事の冒頭で紹介した、パーツクリーナーを使って微妙に残った粘着部分をキレイにしていきます。
残った粘着部分にパーツクリーナーを吹きかけます。
パーツクリーナーを吹きかけた場所を、指の腹で撫でるようにこすっていきます。
すると以下のように、残った粘着部が溶けでキレイに剥がれていきます。
あとはひたすら、パーツクリーナーを再度吹きかけ指で撫でながらキレイにしていく、を繰り返しましょう。
超強力両面テープがキレイに剥がれた!
あれだけ取れなかった両面テープの粘着部分もキレイにとれました!
まとめ
以上のように、3M等の超強力両面テープを簡単・キレイにはがずには、「ヒートガン&パーツクリーナ」を使う方法がおすすめです。
ただし、ヒートガンを使用する際には、やけどや温めすぎによる対象物の変形・溶解に十分注意してくださいね!
※ヒートガンはAmazon等でも購入可能です。